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コロナウイルスと自律神経
今日は、
自律神経
についてのお話です。
皆さんもどこかでこの「自律神経」というワードを耳に
したことがあるかと思います。
自律神経には昼間や活動時に活発になる「交感神経」
夜間やリラックスしている時に活発になる「副交感神経」
の2種類があります。
※交感神経と副交感神経の作用
自律神経という文字通り自律している神経ですので、自分の意志とは関係無く
24時間絶えず働き続けていて、内臓の働きや代謝、体温の調節など
生命の維持に関わるいろいろな機能の調節をしてくれています。
この二つの神経は、シーソーのようにバランスを取り合っている関係性で
どちらかが優位になれば、どちらかが劣位となるように出来ています。
この2種類の神経がどう作用するかによって心や体の調子は変わります。
交感神経が強く働くと、血管が収縮を起こしたり、瞳孔が拡大して、
心と体が興奮状態になります。一方、副交感神経が優位に働くと、
血管は拡張し心拍数は減少。瞳孔は収縮し、リラックス状態になります。
昨今、コロナウイルス蔓延により、皆様がそれぞれ違った環境の中で
いろいろなストレスに晒されているのが現状です。
不安感や身体のだるさを初め、いつもと違った身体の不調を訴える
患者様も少なくありません。
心と体の関係は表裏一体。
この両者を活発にさせる交感神経と、休ませる副交感神経がうまく
バランスを取りながら働いているおかげで、私たちの健康は保たれていますが、
このバランスが崩れてくると、心身に支障が出始めます。
これが自律神経の乱れた状態です。
「自律神経失調症」という言葉を聞いたことはありますか?
自律神経の乱れから、不安や緊張が高まり、ひどい場合は吐き気や多汗
、全身のだるさ、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、
不眠などさまざまな不調が現れます。人によって症状は異なってきます。
コロナウイルスの蔓延により、皆様がいろいろなストレスに晒され続けて
います。もともと自律神経系の不調にお悩みだった方の症状が悪化している
ケースもあります。当院では、自律神経の専門治療も行っていますので、
このような症状にお困りの方はお気軽にお問い合わせください。